令和６年能登半島地震により甚大な被害を受けた石川県能登半島の農業集落排水施設復旧工事の早期実施のため、「農業集落排水施設災害対策応援に関する協定」に基づき石川県に派遣した上下水道部職員３名が、令和６年１月３０日（火）から令和６年２月８日（木）までの１０日間に渡り、石川県宝達志水町、能登町、志賀町の３町６地区において管路施設被災状況調査業務に従事しました。

調査活動

派遣先である宝達志水町、能登町、志賀町の各地区は、家屋の倒壊、道路の分断や亀裂等の甚大な被害を広範囲に受けており、そのような深刻な被害状況の中で農業集落排水管路やマンホール周辺の被害状況の確認・記録を実施し、調査後には収集した調査データを入力する等の活動を行いました。

また、調査現場へは、地震の被害や積雪などの影響により道路状況が悪い中での長距離移動であったため、十分な作業時間の確保が難しい場面もありましたが、石川県土地改良事業団体連合会や他市の派遣職員と連携しながら全ての調査を完了しました。

調査活動実施地区

石川県３町６地区

• 宝達志水町南邑知西部地区
• 能登町寺五地区、国重地区、柳田右岸地区、柳田中央地区
• 志賀町北吉田地区

図面で管路の位置などを確認しながらの作業風景

地震の影響で隆起してしまったマンホール

積雪の中のマンホールを掘り出して調査する作業風景

地震の被害に加え積雪の影響もあり、１件調査するのに通常より大幅に時間を要しました。

管内の通水を確認する作業風景

写真奥と手前のマンホールから鏡とライトを使用して管内の通水を確認します。